コースの見どころ
- 高低差:比較的穏やかな尾根道、一部急で滑りやすい道があります。
- 靴:低山用ハイキング靴
コースの見どころ
衣張山から尾根伝いに歩き、眺望が素晴らしいです。大切岸の城壁のような道を歩いて、当時の石切場だった鎌倉時代の人の営みを感じます。
治承4年(1180年)に源頼朝が居を構えた鎌倉は、南を海に、それ以外の三方を丘陵に囲まれた要害の地でした。そのため、陸路を鎌倉に入ろうとすると、その多くは細くて急な尾根越えの山道か、危険な波打際の崖下の道であったと思われます。
名越切通は、鎌倉と三浦半島とを結ぶ要路の一つで、周辺には、当時の石切場、やぐらなどの遺構も多く分布していてます。
途中のまんだら堂やぐら群は、期間限定で一般公開をされるようです。
逗子市HPを参照ください。
石切場跡❹
衣張山山頂の手前、小さなお地蔵さんの後、倒木をくぐると、左への迂回路があります。10mほどいくと、突然中腹に現れます。
鎌倉時代からの、鎌倉石の採掘場後です。
内部は広く、昼間でも暗く、携帯のライトでは光がとどかないほどの広さがあります。
訪れる際は、懐中電灯があると内部のノミ跡も観察でき、当時の石切の様子を思い描くことができると思います。
ここからどうやって切り出した石を運んだのか?不思議に思ってしまいます。
衣張山山頂 ❺
衣張山の由来は、夏の日、将軍・源頼朝は妻・北条政子の「雪の降った景色が見たい」という望みを叶えるために、山に白衣を覆って雪に見せかけたという伝説からです。
鎌倉市街地と海、そして富士山も一望できる山頂からの眺望は、映画『海街diary』で幸(綾瀬はるか)とすず(広瀬すず)が二人で登った山のシーンで使われていました。『海街diary』は、Villa Kamakuraの大画面でお楽しみいただけます。(Yuigahama 千世にお泊りの場合は、120インチの大型スクリーンで鑑賞いただけます)。
『海街diary』予告編
お猿畠の大切岸 ⓫
大切岸は、お猿畠の展望台から、800m以上にわたって高さ3~10mにもなる切り立った崖が尾根に沿って続いています。
切通とともに、鎌倉時代前期の防衛遺構だと言われてきましたが、発掘調査の結果、現在では、石材を切り出す作業を大規模に行った結果、最終的に城壁のような形で残された石切り場の跡だということが確認されました。
まんだら堂やぐら群 ⓭
名越切通の北尾根の「まんだら堂やぐら群」には、およそ150穴の中世の「やぐら」が残されている。
鎌倉市内でもこれだけの「やぐら群」の存在は珍し意図されています。
かつて、この場所には、死者を供養するための「曼荼羅堂」があったと言われています。
名越切通 ⓮
名越切通は、鎌倉七口の一つ、鎌倉と三浦半島を結ぶ要路でした。戸塚宿から鎌倉を経て浦賀へ続く浦賀道の一部でもありました。
切通を含む名越路(名越坂とも)は、より南側にある小坪路とともに、かつては鎌倉から三浦半島へ連絡する数少ない陸路であったようです。地域名ともなっている「名越」の由来は、この道が峻険で「難越」(なこし)と呼ばれたことに由来すると言われています。
スタートの前に
トイレの確認
コース中盤にひとつ公衆トイレがあります。スタート前付近にはありますが、ゴール後付近は見当たりません。
トイレの詳しい場所は、Toshi’s 鎌倉ハイキングマップをご覧ください。
お弁当と飲料の調達
自動販売機
コース途中にはありませんが、スタート前/ゴール後付近にあります。
近隣自販機の情報は、Toshi’s鎌倉ハイキングマップへ
(写真は、長勝寺バス停にある自動販売機です。)