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鎌倉ハイキング完全ガイド

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Eコース 

朝比奈切通

 Asahina Kiridoshi


鎌倉幕府が、六浦と鎌倉を結ぶ幹線道路を開通させるために通した道です。深く掘られた両側の岩壁には、当時のノミ跡も見られます。六浦の港は、風浪を防ぐ天然の良好で、鎌倉幕府はここを物流の拠点としたので、当時の交通量は多かったのでしょう。峠には茶屋もあったようで、今でも茶屋跡の掘り下げられた空間に佇むと当時の往来が思い浮かびます。

太っちょE

コース概要

 

  • 高低差:比較的穏やか
  • 靴:滑りにくい靴 湧水が流れている山道です。
歩く時間
歩く距離
難易度
朝比奈_アートボード 1

00:00  十二所(Jyuniso)神社 バス停

(Kiridoshi Koshinzuka)
住宅街の舗装道路

00:10  太刀洗水

(Tatchiaraimizu)
川の横の舗装道路

00:13  三郎の滝

(Saburou no taki)
濡れた山道

00:23  大切通

シダに覆われた岩肌の山道

00:25  熊野神社(Kumano)分岐点

杉林と薮生姜の群生の小道

00:35  熊野神社(Kumano Shrine)

杉林と薮生姜の群生の小道

00:45 熊野神社(Kumano)分岐点

杉林の山道

00:50 小切通

狭い切通の壁に挟まれた山道

00:55 朝比奈側入口

住宅街の舗装道路

 01:00 朝比奈バス停

コースの見どころ

三方を山に囲まれた鎌倉は、守りのために重要な役目でした。しかし、多くの人が暮らす都市には物流のために各地の要所とつながる必要があります。そのための陸路が切り開かれました。
山を削り、整備されたのが、鎌倉七口と呼ばれる切通です。
現在の東京方面と結ぶ「亀ヶ谷坂」「化粧坂」「巨福路坂」藤沢・京都方面と結ぶ「大仏切通」「極楽寺切通」、三浦半島と結ぶ「名越切通」横浜方面への「朝比奈切通」

そのなかでも最も険しかったとされているのが、朝比奈切通です。深く削り取られた岩肌と、生い茂ったシダ、峠の頂上には当時の茶屋の跡があります。

朝比奈 三郎の滝

三郎の滝と石碑

「朝夷奈切通」を一夜で切り開いたという伝説の剛力武士、朝比奈三郎に因んで「三郎の滝」と名付けられた滝です。

石碑の内容
朝夷奈切通は、鎌倉七口の1つで、鎌倉から六浦へ通じる要所となっており、大切通と小切通の2つがある。
この土地の伝承では、朝比奈三郎義秀が一夜にして切通を作ったので、朝夷奈という名前がついたと伝えられています。吾妻鏡には、仁治元年(皇暦1900年・西暦1240年)11月に鎌倉六浦の道路を切り開くことが決まっていたとあり、1241年4月に小路が開始されたとあり。
執権の北条泰時も現場に入って監督を行い、多くの人が集まって土や石を運んだと書かれている。

大切通 、小切通

茶屋跡の磨崖仏が掘られた壁が、大切通、熊野神社から横浜方面にあるのが小切通。現在は、それぞれ、約18m、16mの高さがあります。岩肌には、当時の飲み跡を見ることができます。
切通沿いには、当時の納骨施設であるやぐらが点在しています。

大切通茶屋跡
熊野神社

熊野神社

大切通を過ぎてすぐに熊野神社分岐点の道標が立っています。切通開削に際して、紀州熊野三社大明神を祭ったものとされています。

夏には、薮生姜の群生で知られ、多くのカメラマンが集まります。また境内には珍しい、浦島草も見られます。
神社の奥には、湧水が沸いています。石塔の脇の岩肌に鉄製のドアでしきられていますが、中に柄杓があり水を汲むことができます。

スタートの前に

トイレの確認

コース途中、スタート/ゴールポイント付近にはトイレはありませんので注意ください。

トイレの詳しい場所は、Toshi’s 鎌倉ハイキングマップをご覧ください。

お弁当と飲料の調達

自動販売機

コース途中にはありませんが、ちょうどコースのスタートとゴールにそれぞれ一台ずつあります。
近隣自販機の情報は、Toshi’s鎌倉ハイキングマップ

(写真は,十二所側入り口の自動販売機です。)

朝比奈自動販売機

ゴールの後は

寄り道

竹の寺とお抹茶を楽しむ

ハイキングでほってた体を落ち着けるのちょうど良いです。
竹林を渡る涼やかな風を受けながら、甘いお菓子と、お抹茶をいただくのは格別です。